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Lamino swedese

  • motamobeltapetsering
  • 2017年8月7日
  • 読了時間: 2分

今回はスウェーデンでのお仕事について。

このLaminoはスウェーデンで大変人気のあるロングセラーな一脚。

1956年にswedeseの創設者であるイングヴェ.エクストロムによってデザインされた北欧で愛される一脚なのです。

体の形にあるように設計された背のカーブがや、シープスキンの張り時は寒い冬が長い北欧でほっと座るだけで暖かみを感じさせてくれる一脚。私も個人的に大好き一脚です。いつか欲しい、、。

北欧でも大人気の椅子とあって現行でも色々なバージョンがまだまだ生産せれていますが、おじいちゃんおばあちゃんが持っていた物を譲り受けて使う人も多いのです。

そうです。張り替えをし、木部を綺麗にし、長く使う。素敵ですね。

其のため私が学んだスウェーデンの張り替えの学校も授業の中にこのLaminoの張り替えがはいっていたくらい。スウェーデンでは張り替えをするにはできないといけない1脚なんですね。

今回私はいつもスウェーデン滞在中お世話になる家族のひいおばあちゃんから譲り受けたというLaminoを張り替えしました。

古い生地を剥がすと、細いパーツの数々。椅子の構造は不思議ですよね。細い木材であっても構造を考えて力がかかるとこなどうまく組み合わせると、しっかりとした強度のものになる。

北欧家具は本当に繊細な木部の物がおおいので毎回驚かされます。

木部は何十年も使われた汚れを、一度石鹸水で荒い、丁寧にブラッシングしてあげます。

そうすると、木部の奥にはいりこんだ黒ずみ汚れがういてくるんですね。

気持ちがいい。

そのあと、丁寧にサンドペーパーで面を整えオイルを全体にぬってあげると、、木は生まれかわります。

そしてようやく張りです。

laminoはとても質がよく強度のある、リネンの土台を使います。

これが座る人の体を支える土台になるので、しっかりと木部のカーブも考えて張っていきます。

座面はより強度がかかるので丁寧に。

そして、sheepskinをかぶせて端の処理をして張り替え完成。

羊の毛は作業中ふわふわと舞い上がるのでくしゃみを我慢するのが大変。

でもこの手触りはなんともいえません。

サイズも素敵なLamino 日本のインテリアにもしっくりくる一脚だと思います。

張り終えたLaminoは友達のリピングにおいてあり、今ではお父さんと息子さんが取り合うように座っている姿をみるのが愛らしい素敵な椅子です。

日本にもlaminoが沢山はいってくるのを夢みる今日この頃です。

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